これらは当然のように密接に結びついている。それぞれがお互いに影響を与え、受取り、そして発展してきた。どれが最初かなんて言うことはもはや無意味で、よって序列も無い。古さで言えば、おそらく絵画か音楽で、前にも書いた部族の踊りや壁画をイメージしてくれれば良い。文学は、当然文字ができてからのものだし、一番新しいとも言える。じゃ、文学が絵画や音楽を追従していたのかと訊かれればそんなことはなくて、文学にインスパイアされた絵画や音楽は当たり前に存在する。ではこれらの最も大きな違いは何だろうか。おそらくそれは受け取る人間の、その受け取る工程にあると考える。音楽は、直接身体に感情に感覚に訴える。祭りの太鼓を聞くと、なぜだかワクワクする。能舞台のお囃子を聞くと、なぜだか幽玄の世界が見える。悲しいメロディを聞くと、なぜだかしんみりする。それらについては頭脳による解釈以前に直接染み込んでくる。対局になると考えられるのが文学で、これははっきり頭脳による解釈が前提となる。まず文字が読めないとそれこそおはなしにならないし、人の理解力が問われる。言ってみれば、大前提として知的作業が必須である。絵画に関してはこの中間的な側面があり、
長くなってきたので次回に続く