話がどんどん逸れていくが、気にせず進める。 「美しさ」は本来個々の人間が見つけ愛でるものだとは思うが、気が付かない、見つけられない人だっている。じゃあそんな人たちは「美」を感じられないのかと言えば、やっぱりそんなことはなくて、そのために芸術があると考える。まあいろいろ異論はあるだろうが、一旦そう考えてみる。芸術というものは何をしているんだろうか。芸術は美しさを教えてくれる。我々に知らしめてくれる。もちろん美しさだけではなく、醜さも、喜びも悲しみも辛さも諦めもそして希望も教えてくれる。日常の生活では忙しさにまぎれて塗りつぶされ、感じられなかったこれらの感覚、感情を呼び覚ましてくれる。だから我々は芸術を大切にしたいと感じている。そこで教えてくれるのは、人間の、人間であるための感覚、感情であるからなんだ。