医療施設であるならば、本来は、先ずはそこは快適で安らぐ空間であるべきだ。現実的な限界はあるにしても、少なくともその実現を目指すべきだ。  では快適な空間というものを考えてみる。 人間には五感というものがあり、それぞれに快、不快がある。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。それぞれに考えればよい。  視覚) 快適ということを第一に考えるならば、少し明るさを落として薄暗くし、それこそ北新地のクラブじゃないけど隣に怪しいお姉さまなどを侍らすのが良いのかもしれないが、さすがに医療機関でそれは無理なんだな。部屋の雰囲気を考える時、調度品や絵画、そしてそのバランスが大切になるんだけど、なにより優先的に考えなければいけないのは照明。一昔前は、仕事場は蛍光灯、家などの落ち着く空間には白熱灯が良いと言われていた。私もその意見にはおおむね賛同するものの、今や時代はLED。色温度は様々に用意されているものの、やはり昔の白熱灯とはずいぶん違うし、それが実は現在の私の悩みでもある。色温度の違う照明器具をうまく使って、楽しい、しかし落ち着いた空間を作りたい。清潔感のある空間であることが第一条件ではあるけどね。